LINE Creators Market で成功するために

2014年4月17日(木)に「LINE Creators Market」が遂にオープンし、同日よりスタンプの登録が出来るようになりました。

以前に書いた「LINE ビジネスコネクトが新しいネット産業を産み出す」が企業向けのサービスであるのに対し、「LINE Creators Market」は個人・中小企業向けのプラットフォームと言えるでしょう。

また、「LINE電話」もAndroidでは既に先行リリースされており、携帯電話の番号を相手に通知をしながら、IP電話として格安料金で通話したいビジネスユーザーを取り込んでいます。

このようにLINEは、様々な手法で、自身が築いたプラットフォームへユーザーを誘導しながら、ビジネスプラットフォームを拡大し続けています。

LINE Creators Market が始まる数日前に、全世界でユーザーが4億人を超えたとアナウンスをしましたが、2014年内には5億人を超えてくる可能性が非常に高いのではないでしょうか。

 

4億人が存在するプラットフォームとは

では、4億人が利用をしているマーケットとは、どれほどの大きさなのでしょうか。

日本の総人口は、約1億2,729万人(総務省が2014年4月15日に発表)ですので、約3倍強。

ドラゴンボールの単行本販売数は、全世界で2億3000部(ウィキペディア「ドラゴンボール より」)ですので、約2倍。

マイケルジャクソンが全世界で売り上げたCD全てで約4億枚(ウィキペディア「最も売れたアーティスト一覧」より)。
ようやくLINEユーザーと同程度になるわけですが、ここまでくると、もう想像が付かないレベルになります。

LINE 4億人達成つまり、LINEが展開している4億ユーザーという市場は、もう想像も付かないほど大きく感じますが、それでも現在のところ、米国やEUでのユーザーはごく僅かであり、まだまだ世界での市場で言えば「まだ始まったばかり」という状況です。

この4億人がいるマーケットに、個人や中小企業でもビジネスチャンスを得られるのが、今回始まった「LINE Creators Market」です。

 

あっと言う間に数千ものスタンプが集まる

このように、大変大きなマーケットに参入したい個人・企業は非常に多く、受付が開始されてから、オープンを心待ちにしていたクリエイター達が一斉に登録を行った事もあり、僅か3日で、スタンプIDは6,000に迫る勢いのようです。

 

 

 

LINEに確認したわけではありませんが、おそらくスタンプIDは1001番から始まっている可能性が高く、マイナス1000した数が、実際に応募された数ではないかと思われます。

審査は順次開始され、5月から販売開始になるとアナウンスされていますが、審査ガイドラインに定められてる内容がかなり詳細なため、このペースで増えていくと、既に申請を出している人でも、スタンプ販売開始日に間に合わない可能性もありそうです。

 

何を作れば良いのかを間違うと売れない

現段階でも、すでにこれだけの数が世界中から集まっているわけですから、「これから作ろう」「GWに作ろう」と思っている人は、既に申請をしている4,400以上ものスタンプに類似している物を作っても意味がありません。

また、この4,400以上ものスタンプは、有名キャラクタの二次利用は出来ないので、完全オリジナルの物が既に4,400ほど集まっているわけです。

つまり、誰でも考えつくような

  • 子供
  • 動物
  • 食べ物
  • 乗り物
  • 都道府県・国旗
  • 似顔絵

この辺りが激戦区になるのは、容易に想像できます。

また、上記をモチーフにしたオリジナルキャラクタも多数募集されてくるでしょうが、同じ事を考えている人は世界中に5人います。

これからスタンプを作る人はもちろん、既に登録を終えた人で、たとえ承認された場合でも「普通」なスタンプでは、おそらく売れません。

絵を描き始める前に、

  • どんなスタンプがまだ申請されていないだろうか
  • 誰が買ってくれるだろうか
  • それはどの国で売れるだろうか
  • どんな風に見せれば使い勝手の良いスタンプになるだろうか
  • 第2弾・第3弾とレパートリーが増やせるだろうか

という事を考えてから書き始めないと、40個書いたスタンプが無駄になってしまいかねません。

 

販売チャネルを作る

売れるスタンプを考え、無事に40個のスタンプと2つの画像が完成し、スタンプの審査申請をしたからといっても、安心出来ません。

store_urlそれは、「マイページ」の「スタンプ管理」を見て分かるとおり、スタンプの承認がされたら、そのスタンプを販売する為のURLが割り振られるようになるようです。

つまり、このURLに、ユーザーをユーザーを誘導しての販促活動をしないと、頑張って作ったスタンプも、数千あるスタンプの1つとして、埋もれてしまいます。

もちろん、自分自身が購入をして、自分の友達や会社の人達、家族や行きつけのお店のスタッフの方達にスタンプを送って…といった販促をすれば売上げもある程度は見込めるでしょう。

しかし、つきあいで買ってくれるのは、5月の販売開始直後に間に合った人達のスタンプくらいで、数ヶ月後にはiOSアプリと同様「どこかで見たような物だから、わざわざお金を出して買うのは…」という飽和状態になるでしょう。

つまり、最初から「自分の周りの人達に買って貰おう」という考えをやめて、世界4億人に買って貰えるチャネルを作っておかなければなりません。

幸い、今の時代は、一気に情報を拡散できる方法として、twitterやfacebookなどのSNSがありますし、blogなども有効でしょう。

とはいえ、ただ「スタンプ販売開始しました」というツイートをしても、タイムラインに埋もれてしまいます。

それでは、作成したスタンプをどうやって「欲しい、買いたい」と思わせればよいでしょうか。

それは、スタンプにストーリーを持たせることです。

 

スタンプにストーリーを持たせ、使いたいスタンプを増やす

作成をした40個のスタンプは、LINEのガイドラインにあるように「日常会話で使えるイラスト」になっているはずです。

「こんな場合に、このスタンプを使えば、こんなふうに楽しく伝えることが出来るんですよ」というシチュエーションを提示したツイートや投稿をし、スタンプURLに誘導してゆくなどの販促が必要になります。

また、実際に40個のスタンプを作るのは大変な作業ですが、しかし、40個では「あー、こんな気持ちを伝えるためのスタンプを作っておけば良かったなぁ…」と思った人も多いのではないでしょうか。

実際、私は、4月に入ってからは、出来上がったスタンプのpngファイルを画像で友達に送りながら、このスタンプが本当に使えるのかをテストをしていました。
その中で、「あー、こんなスタンプが欲しいな」と思ったら、それを書き留めて、次に作るスタンプリストを作っていました。

販売開始をしたスタンプの第2弾・第3弾を作って、より使えるスタンプにしてゆく事も、販促としては有効だと思われます。

 

チームで作る

上記で「私もスタンプを作っている」と書きましたが、残念ながら私には絵心がありません。

イラストレーターの使い方を知らないのはもちろん、マウスを動かしながらベジェ曲線を描くなど至難の業です。

ということで、私は、絵が描ける人とチームを作り、LINE Creators Market に参加をしています。

「スタンプを作らずにおまえは何をしているんだ?」と言われそうですが、コンセプトを考えたり、販促方法を考えたり、翻訳が出来る人をセッティングしたり、プログラムを作ったり…と、何気にいろいろ関わっていたりします。

「絵心があれば、4億人の市場で売れる」と思われがちですが、LINEが用意してくれたこのプラットフォームで、どのようにして売上げを伸ばすのかを考えることは、ECサイトをどのように作って運営する事に非常に似ています。

たかが40個のpngファイルですが、1万ダウンロードされれば50万円の収入になります。100万ダウンロードで5,000万円です。

世界中のLINEユーザーの0.25%が買ってくれれば100万ダウンロードです。(ちなみに日本のユーザーは5,000万人です

LINE全ユーザーの0.25%の人が欲しくなるようなスタンプとはどんな物なのか、それをどうやって拡散してゆくのか、買ってくれたユーザーの声を吸い上げて第2弾・第3弾を作るにはどうすれば良いのか。それを考える人が必要になるはずです。

 

また、各国に売るためには、各国の言葉に翻訳しなければなりません。

もちろん、google翻訳excite翻訳 などの翻訳サービスはありますが、表現したいニュアンスがちゃんと伝わらない事の方が多いです。

できる限り自然な翻訳が出来るように、翻訳が出来る人がチームには必要になるでしょう。

 

私達のスタンプ作成スケジュール

上記でまとめたことが、私が2月に「LINE Creators Market 」が発表された時から考えていた事でした。

これまでのスケジュールをざっくりとまとめておくと

2月 方向性(コンセプト)を決めて、スタンプを作ろうと友達に持ちかける。
3月上旬 どのようなスタンプが必要なのかをリスト化し、制作開始。
3月下旬 40個のスタンプを完成させ、4/1に開始になっても大丈夫な状態に。
4月上旬 販促用のシステム作成開始。
4月中旬 システムを動かすサーバを借りてドメインを取得。 

> > エクスビット

4月17日 オープンしたことを確認。同日申請。
現在 販促用のシステムのブラッシュアップ中

という感じで進めています。(現在も進行形ですが…)

あとは、皆さん同様、私達が申請したスタンプが承認されるのを切に願うばかりです。

LINE Creators Market に参加をしている皆さん、そしてこれから参加をされる皆さん。

ぜひ「大ヒットスタンプ」になれるよう、お互いに頑張りましょう!

コメントを残す

このページの先頭へ